『なかんじょアートミーティング』は、中之条町手をつなぐ育成会が主催する、毎月第２土曜日の午後、中之条町及びその周辺の障害のある人（子供）たちが集まってくる楽しいアトリエ。
　２０１６年（平成２８）から保護者の願いと、中之条町社会福祉協議会が障害のある人のアート活動を応援している『ながのアートミーティング』が、アートのジカンを提供するところから始まった。
　ここに集う表現者たちは実に多彩だ。図鑑を見ながらひたすら動物ばかりを描く動物ハカセ。やはり植物ばかりを描く植物ハカセ。サービスエリアやデパートにある公衆トイレの中の絵ばかりを描いているトイレハカセ。そのこだわりようは尋常じゃあない！アトリエの一角には墨遊び（書道じゃない）と呼ばれるコーナーもあり、一人ずつサポートスタッフと向き合っておしゃべりしながら言葉を見つけて、大きな紙に自分の線で文字を書いている。書き終えて自分のハンコを押して得意満面の笑みは最高。
　僕らアートサポーターは教えるとか指導するというつもりはない。ただその人に合った表現方法を一緒に見つけ出してサポートするだけだ。毎回メンバーさん一人一人の表現の可能性が発見される。
　振り返って、５年。メンバーさんたちは少しずつ自信を持ち始め、何より家族の方々のご本人に向けるまなざしが変わってきた。これからも楽しいアトリエは続いていく。

（参照）NPO法人ながのアートミーティング
https://www.facebook.com/Naganoartmeeting